ダルマ屋印房の歴史です

ダルマ屋印房の沿革

当店ダルマ屋印房は印鑑の本場京都伏見にて、百余年に渡りお客様とともに営業してまいりました。開運印鑑は一朝一夕で作れるものではありません。彫刻士、鑑定士が代々技術・伝統を引き継ぎ、信頼を積み上げ、やっとのことで制作できるのです。おかげさまで、今では京都伏見では知らぬ人がいないほどの印判店となりました。本ページでは当店の歩みを紹介させて頂きます。

大正十五年、京都伏見稲荷神社の麓にて創業

ダルマ屋印房1920年代 ダルマ屋印房は京都伏見にて営業しております。京都は日本における印鑑発展の地であり、多くの名職人を産み出してきました。天皇御璽を制作した安部井櫟堂も京都伝統の印鑑技術を継承した印判店に当たります。また印鑑を祀る下鴨神社も京都に位置し、毎年全国から印章関係者が一同に会し、印鑑のご祈願祭も行われます。そんな印鑑の本場京都にて誕生しました。

初代池上喜三郎は、生糸の卸業を家業とする家庭に生まれました。時代は明治に移り、一般人が姓を名乗ることを認められ、誰もが印鑑を使える時代が到来したのです。初代はこの時期、印鑑を制作する職人の技術に惚れ込みました。またこれから来るであろう、一人一人が権利を行使でき大事にされる時代、そしてその象徴である印鑑の重要性に気づき、印刻師を目指しました。

初代は厳しい修行を経て、京都で数百年に渡って伝えられてきた伝統技術を会得しました。そしてようやく念願の独立を果たしました。ダルマ屋印房誕生の瞬間です。

縁起の良いダルマと共に百余年。戦火に耐え、伝統を継承し続ける

ダルマ屋印房1920年代 七転び八起き。多くの失敗にもめげず、そのたびに奮起して立ち直ることを意味することわざは、まさにダルマの縁起の良さと諦めない強さ表すものです。初代喜三郎は、印鑑を使う人が失敗した時も、ダルマのように再び立ち上がって奮起して欲しい。そういった気持を込めて「ダルマ屋印房」という屋号をつけました。

大正時代から店頭に飾られているダルマは当店のシンボルであり、また京都伏見地元の名物として親しまれ、テレビ・新聞からの取材も多く受けました。

初代亡き後も、二代、三代、四代目と、京都古来の印鑑の技術・伝統を引き継いできました。決して規模を大きくすることなく、お客様と地道に、そして真面目に印鑑を制作してまいりました。その甲斐あってか、100年に渡り営業を続けることが出来ました。お客様への心からの感謝を胸に、これからも魂を込めて印鑑を制作していく所存です。

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